基本情報技術者試験など情報処理技術者試験を受験する方にとっては必須の,テスト管理についてシンプルにまとめています。テスト管理の概要と,バグ管理図(信頼度成長曲線,バグ曲線),カバレッジ(網羅率),バグ埋込み法について説明します。各内容を,確実に覚えるようにしましょう。
テスト管理
テスト管理では,プログラムの品質をバグの発見率により評価します。
バグ管理図
バグ管理図では,実際のテストの実績をプロットして信頼度成長曲線と比較することでプログラムの品質やテストの進捗状況を判断します。
※ 信頼度成長曲線…累積バグ件数が開発の進捗に従い増加していく様子を表した曲線。傾きが0に近づいたときに一定の品質に達したと判断できる
カバレッジ(網羅率)
カバレッジとは,プログラム全体の経路のうち,テストでどのくらいカバーしたかを表すものです。
網羅率 = テストで実行したステップ数プログラムの全ステップ数
バグ埋込み法
バグ埋込み法では,あらかじめ既知のバグをプログラムに埋め込んでおき,それを知らないテスト実施者が行ったテストのテスト結果から潜在バグ数を推定します。
検出された埋込みバグ数埋込みバグ数 = 検出された潜在バグ数潜在バグ数
まとめ
今回は,テスト管理ついて,シンプルにまとめてみました。