基本情報技術者試験など情報処理技術者試験を受験する方にとっては必須の,ソフトウェアの種類についてシンプルにまとめています。ソフトウェアの分類,基本ソフトウェア(OS:オペレーティングシステム),ミドルウェア,応用ソフトウェアについて簡単に説明しています。
ソフトウェア
プログラムとは,コンピューターを動作させるためにハードウェアを有効活用し,効率よく動作させるための命令の集まりをいいます。
ソフトウェアとは,このプログラムを組み合わせて目的の処理を行うようにまとめたものをいいます。プログラムの動作に必要なデータも含みます。
ソフトウェアの分類
※ 応用ソフトウェアは,アプリケーションソフトウェアということもあります。
基本ソフトウェア(OS:Operating System)
基本ソフトウェアは,ハードウェアと利用者(または,応用ソフトウェア)の間に位置するコンピューターシステムの核となるソフトウェアです(広義のOS)。
ハードウェアは,それぞれ異なるインタフェースを持ちますが,基本ソフトウェアが,その違いを吸収し,応用ソフトウェアなどに対して共通の機能を提供します。
※ 基本ソフトウェアについては,「基本ソフトウェア(OS) -情報処理シンプルまとめ」を参照してください。
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ミドルウェア
ミドルウェアは,基本ソフトウェアと応用ソフトウェアの間に位置するソフトウェアです。さまざまな応用ソフトウェアが共通して利用する基本的な処理機能を提供します。代表的なミドルウェアは,次のとおりです。
DBMS | データベースを管理し,応用ソフトウェアなどからの要求に応えるソフトウェア |
API | 応用ソフトウェアが基本ソフトウェアの機能を利用するためのしくみ。開発者は,このAPIを利用してソフトウェアを開発することができる |
※ DBMS(DataBase Management System):データベース管理システム
※ API(Application Programming Interface)
応用ソフトウェア(アプリケーションソフトウェア)
応用ソフトウェアとは,ある特定の利用目的のために開発されたソフトウェアのことをいいます。多くの人が利用するソフトウェアは,パッケージ化されていたりします。代表的な応用ソフトウェアは,次のとおりです。
- ワープロソフト
- 表計算ソフト
- 画像閲覧・編集ソフト
- 動画・音楽再生ソフト
- ゲーム
- Webブラウザ
- 電子メールソフト
- セキュリティ管理ソフト
- CAD/CAM
- 各種業務固有のアプリケーション など
まとめ
今回は,ソフトウェアの種類について,シンプルにまとめてみました。ミドルウェアについては,その役割を,しっかり理解しておきましょう。