プロジェクトマネジメントの過去問・解説【基本情報技術者試験】

基本情報技術者試験 過去問(プロジェクトマネジメント)に関するブログのアイキャッチ画像 プロジェクトマネジメント
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 このページでは,基本情報技術者試験を中心に,プロジェクトマネジメント分野の過去問題・サンプル問題・公開問題を掲載しています。問題を解くことで,プロジェクトの特性,ライフサイクル,マネジメントプロセス,スコープ管理,タイム管理,コスト管理,リスク対応,品質管理などの理解度を確認できます。解答と解説付きで学習効率を高め,試験合格を目指す方に最適なページです。解けなかった問題は,各問題下の【参考】リンクから対応する解説ページを読み,理解した上でもう一度解いてみてください。

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平成25年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問51

 プロジェクトの特性はどれか。

ア 独自性はあるが,有期性がない。

イ 独自性はないが,有期性がある。

ウ 独自性も有期性もある。

エ 独自性も有期性もない。

【解答】

【解説】

■ プロジェクト

(システム開発など)ある目的を達成するために編成される一時的な組織によって行われる活動のことをいう。

※ プロジェクトは,定型業務とは異なり,始まりと終わりがある

(令和4年度) 基本情報技術者試験 サンプル問題 科目A 問42

 プロジェクトライフサイクルの一般的な特性はどれか。

ア 開発要員数は,プロジェクト開始時が最多であり,プロジェクトが進むにつれて減少し,完了に近づくと再度増加する。

イ ステークホルダがコストを変えずにプロジェクトの成果物に対して及ぼすことができる影響の度合いは,プロジェクト完了直前が最も大きくなる。

ウ プロジェクトが完了に近づくほど,変更やエラーの修正がプロジェクトに影響する度合いは小さくなる。

エ リスクは,プロジェクトが完了に近づくにつれて減少する。

【解答】

【解説】

ア 開発要員数は,一般的には,プロジェクト実行中が最も多い。

イ ステークホルダーがコストを変えずにプロジェクトの成果物に対して及ぼすことができる影響の度合いは,プロジェクト開始時が最も大きく,プロジェクトが進むにつれてだんだん小さくなる。

ウ プロジェクトが完了に近づくほど,変更やエラーの修正がプロジェクトに影響する度合いは大きくなる。

エ リスクは,プロジェクト開始時が最も高く,完了に近づくにつれて減少する。

平成28年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問51

 プロジェクトマネジメントのプロセスのうち,計画プロセスグループ内で実施するプロセスはどれか。

ア スコープの定義イ ステークホルダの特定
ウ 品質保証の実施エ プロジェクト憲章の作成

【解答】

【解説】

■ PMBOKのプロセス

PMBOKでは,プロジェクトの流れを,立ち上げ,計画,実行,監視・コントロール,終結という5つのプロセスに分けて定義する。

「平成28年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問51」の解答_画像

平成27年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問52

 プロジェクトに関わるステークホルダの説明のうち,適切なものはどれか。

ア 組織の内部に属しており,組織の外部にいることはない。

イ プロジェクトに直接参加し,間接的な関与にとどまることはない。

ウ プロジェクトの成果が,自らの利益になる者と不利益になる者がいる。

エ プロジェクトマネージャのように,個人として特定できることが必要である。

【解答】

【解説】

■ ステークホルダー(利害関係者)

利害関係をもつ人のこと。取引先や,スポンサー,顧客,従業員など

平成28年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問52

 プロジェクトの目的及び範囲を明確にするマネジメントプロセスはどれか。

ア コストマネジメントイ スコープマネジメント
ウ タイムマネジメントエ リスクマネジメント

【解答】

【解説】

■ プロジェクトスコープマネジメント

プロジェクトのスコープ(範囲)と成果物,作業を明確にし管理する。

※ ステークホルダーのニーズを満たすように管理する

平成31年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問51

 プロジェクトマネジメントにおいて,目的1をもつプロセスと目的2をもつプロセスとが含まれる対象群はどれか。

〔目的〕

目的1:プロジェクトの目標,成果物,要求事項及び境界を明確にする。

目的2:プロジェクトの目標や成果物などの変更によって生じる,プロジェクトの機会となる影響を最大化し,脅威となる影響を最小化する。

ア コミュニケーションイ スコープ
ウ 調達エ リスク

【解答】

【解説】

■ プロジェクトスコープマネジメント

プロジェクトのスコープ(範囲)と成果物,作業を明確にし管理する。

※ ステークホルダーのニーズを満たすように管理する

平成26年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問52

平成22年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問51

 図のように,プロジェクトチームが実行すべき作業を上位の階層から下位の階層へ段階的に分解したものを何と呼ぶか。

「平成26年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問52」の問題_画像
ア CPMイ EVMウ PERTエ WBS

【解答】

【解説】

■ WBS(Work Breakdown Structure;作業分割構造)

WBSは,要求事項収集で作成した文書やプロジェクトスコープ記述書を基に,プロジェクトで作成する成果物や実行する作業を,階層的に分解し作成する。

※ WBSを作成することで,スケジュールやコストの見積りなどができる

「平成30年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問51」の解答_画像

※ ワークパッケージ…最下位レベルの要素で,アクティビティを割り当てる。スケジュールやコストの見積り,監視・コントロールの対象となる

※ アクティビティ…実際に行う作業

平成30年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問51

平成28年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問51

平成25年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問52

 ソフトウェア開発プロジェクトにおいてWBS(Work Breakdown Structure)を使用する目的として,適切なものはどれか。

ア 開発の期間と費用がトレードオフの関係にある場合に,総費用の最適化を図る。

イ 作業の順序関係を明確にして,重点管理すべきクリティカルパスを把握する。

ウ 作業の日程を横棒(バー)で表して,作業の開始時点や終了時点,現時点の進捗を明確にする。

エ 作業を階層的に詳細化して,管理可能な大きさに細分化する。

【解答】

【解説】

■ WBS(Work Breakdown Structure;作業分割構造)

WBSは,要求事項収集で作成した文書やプロジェクトスコープ記述書を基に,プロジェクトで作成する成果物や実行する作業を,階層的に分解し作成する。

※ WBSを作成することで,スケジュールやコストの見積りなどができる

「平成30年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問51」の解答_画像

※ ワークパッケージ…最下位レベルの要素で,アクティビティを割り当てる。スケジュールやコストの見積り,監視・コントロールの対象となる

※ アクティビティ…実際に行う作業

ア EVMなど

イ アローダイアグラム

ウ ガントチャート

平成27年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問53

平成24年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問51

 プロジェクトスコープマネジメントにおいて,WBS作成のプロセスで行うことはどれか。

ア 作業の工数を算定して,コストを見積もる。

イ 作業を階層的に細分化する。

ウ 作業を順序付けして,スケジュールとして組み立てる。

エ 成果物を生成するためのアクティビティを定義する。

【解答】

【解説】

■ WBS(Work Breakdown Structure;作業分割構造)

WBSは,要求事項収集で作成した文書やプロジェクトスコープ記述書を基に,プロジェクトで作成する成果物や実行する作業を,階層的に分解し作成する。

※ WBSを作成することで,スケジュールやコストの見積りなどができる

「平成30年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問51」の解答_画像

※ ワークパッケージ…最下位レベルの要素で,アクティビティを割り当てる。スケジュールやコストの見積り,監視・コントロールの対象となる

※ アクティビティ…実際に行う作業

ア コストマネジメント

ウ,エ タイムマネジメント

平成26年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問51

平成25年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問51

 プロジェクトマネジメントで使用するWBSで定義するものはどれか。

ア プロジェクトで行う作業を階層的に要素分解したワークパッケージ

イ プロジェクトの実行,監視・コントロール,及び終結の方法

ウ プロジェクトの要素成果物,除外事項及び制約条件

エ ワークパッケージを完了するために必要な作業

【解答】

【解説】

■ WBS(Work Breakdown Structure;作業分割構造)

WBSは,要求事項収集で作成した文書やプロジェクトスコープ記述書を基に,プロジェクトで作成する成果物や実行する作業を,階層的に分解し作成する。

※ WBSを作成することで,スケジュールやコストの見積りなどができる

「平成30年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問51」の解答_画像

※ ワークパッケージ…最下位レベルの要素で,アクティビティを割り当てる。スケジュールやコストの見積り,監視・コントロールの対象となる

※ アクティビティ…実際に行う作業

イ プロジェクトマネジメント計画書で定義する

ウ プロジェクトスコープ記述書で定義する

エ アクティビティ

平成25年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問52

 プロジェクトの日程計画を作成するのに適した技法はどれか。

ア PERTイ 回帰分析ウ 時系列分析エ 線形計画法

【解答】

【解説】

■ アローダイアグラム(PERT図,パート図)

各作業の前後関係を表す図である。

※ FS関係(終了・開始関係)を表すことができる

※ PERT(パート)…作業の前後関係をアローダイアグラムを使用して表す技法のことをいう

(令和4年度) 基本情報技術者試験 サンプル問題 科目A 問44

平成31年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問53

 アローダイアグラムの日程計画をもつプロジェクトの,開始から終了までの最少所要日数は何日か。

「令和4年度 基本情報技術者試験 サンプル問題 科目A 問44」の問題_画像
ア 9イ 10ウ 11エ 12

【解答】

【解説】

クリティカルパス(所要日数の最も長い経路)を求めればよい。

「令和4年度 基本情報技術者試験 サンプル問題 科目A 問44」の解答_画像

平成29年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問53

平成26年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問53

 図に示すプロジェクト活動のクリティカルパスはどれか。

「平成29年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問53」の問題_画像
ア A → B → E → I → Lイ A → C → D → E → H → K
ウ A → C → F → I → Lエ A → C → G → J → L

【解答】

【解説】

クリティカルパス(所要日数の最も長い経路)は,次のとおりである。

「平成29年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問53」の解答_画像

平成26年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問52

 図に示すアローダイアグラムは,あるシステムの開発作業を表したものである。クリティカルパスはどれか。

「平成26年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問52」の問題_画像
ア A → B → G → L → Nイ A → B → H → K → N
ウ A → C → E → G → L → Nエ A → C → I → N

【解答】

【解説】

クリティカルパス(所要日数の最も長い経路)は,次のとおりである。

「平成26年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問52」の解答_画像

平成21年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問51

 アローダイアグラムのクリティカルパスと,Hの最早開始日の適切な組合せはどれか。ここで,矢印の数字は作業所要日数を示し,Aの作業開始時を0日とする。

「平成21年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問51」の問題_画像

クリティカルパス

Hの最早開始日
A-B-E-I7
A-B-E-I8
A-C-D-E-I7
A-C-D-E-I8

【解答】

【解説】

クリティカルパス(所要日数の最も長い経路)と,Hの最早開始日は,次のとおりである。

「平成21年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問51」の解答_画像

令和元年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問52

平成24年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問52

 あるプロジェクトの日程計画をアローダイアグラムで示す。クリティカルパスはどれか。

「令和元年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問52」の問題_画像
ア A,C,E,Fイ A,D,G
ウ B,E,Fエ B,E,G

【解答】

【解説】

クリティカルパス(所要日数の最も長い経路)は,次のとおりである。

「令和元年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問52」の解答_画像

平成29年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問51

(類似)平成27年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問51

(類似)平成22年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問52

 図のアローダイアグラムで表されるプロジェクトは,完了までに最短で何日を要するか。

「平成29年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問51」の問題_画像
ア 105イ 115ウ 120エ 125

【解答】

【解説】

クリティカルパス(所要日数の最も長い経路)を求めればよい。

「平成29年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問51」の解答_画像

平成30年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問52

 図のプロジェクトの日程計画において,プロジェクトの所要日数は何日か。

「平成30年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問52」の問題_画像
ア 40イ 45ウ 50エ 55

【解答】

【解説】

クリティカルパス(所要日数の最も長い経路)を求めればよい。

「平成30年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問52」の解答_画像

平成27年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問54

平成21年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問51

 図は,あるプロジェクトの作業(A~I)とその作業日数を表している。このプロジェクトが終了するまでに必要な最短日数は何日か。

「平成27年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問54」の問題_画像
ア 27イ 28ウ 29エ 31

【解答】

【解説】

クリティカルパス(所要日数の最も長い経路)を求めればよい。

「平成27年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問54」の解答_画像

平成23年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問51

 次のアローダイアグラムで表されるプロジェクトがある。結合点5の最早結合点時刻は第何日か。

「平成23年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問51」の問題_画像
ア 4イ 5ウ 6エ 7

【解答】

【解説】

結合点5の最早結合点時刻は,

「平成23年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問51」の解答_画像_01

である。ちなみに,クリティカルパスは,次のとおりである。

「平成23年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問51」の解答_画像_02
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平成28年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問52

 プロジェクトのスケジュールを短縮するために,アクティビティに割り当てる資源を増やして,アクティビティの所要期間を短縮する技法はどれか。

ア クラッシングイ クリティカルチェーン法
ウ ファストトラッキングエ モンテカルロ法

【解答】

【解説】

■ クラッシング

クリティカルパス上の作業に割り当てる資源を増やして,プロジェクトの所要期間を短縮する技法のことをいう。

※ 他の経路がクリティカルパスになった場合は,目標どおりに短縮できない

平成28年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問53

 プロジェクト全体のスケジュールを短縮する技法の一つである “クラッシング” では,メンバの時間外勤務を増やしたり,業務内容に精通したメンバを新たに増員したりする。“クラッシング” を行う際に,優先的に資源を投入すべきスケジュールアクティビティはどれか。

ア 業務の難易度が最も高いスケジュールアクティビティ

イ クリティカルパス上のスケジュールアクティビティ

ウ 資源が確保できる時期に開始するスケジュールアクティビティ

エ 所要期間を最も長く必要とするスケジュールアクティビティ

【解答】

【解説】

■ クラッシング

クリティカルパス上の作業に割り当てる資源を増やして,プロジェクトの所要期間を短縮する技法のことをいう。

※ 他の経路がクリティカルパスになった場合は,目標どおりに短縮できない

令和5年度 基本情報技術者試験 公開問題 科目A 問13

 図に示すとおりに作業を実施する予定であったが,作業Aで1日の遅れが生じた。各作業の費用増加率を表の値とするとき,当初の予定日数で終了するために掛かる増加費用を最も少なくするには,どの作業を短縮すべきか。ここで,費用増加率とは,作業を1日短縮するために要する増加費用のことである。

「令和5年度 基本情報技術者試験 公開問題 科目A 問13」の問題_画像
ア Bイ Cウ Dエ E

【解答】

【解説】

まず,当初計画におけるクリティカルパス(所要日数の最も長い経路)を求めると,

「令和5年度 基本情報技術者試験 公開問題 科目A 問13」の解答_画像

となる。作業Aで1日の遅れが生じたが当初の予定日数で終了しなければならないので,残りのクリティカルパス上の作業B,E,Gのいずれかを1日短縮しなければならないが,増加費用を最も少なくしなければならないので,作業Eを短縮することになる。

平成30年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問51

平成24年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問52

 図のアローダイアグラムにおいて,プロジェクト全体の期間を短縮するために,作業A~Eの幾つかを1日ずつ短縮する。プロジェクト全体の期間を2日短縮できる作業の組みはどれか。

「平成30年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問51」の問題_画像
ア A,C,Eイ A,Dウ B,C,Eエ B,D

【解答】

【解説】

まず,クリティカルパス(所要日数の最も長い経路)を求めると,

「平成30年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問51」の解答_画像_01

となる。また,各選択肢の作業を1日ずつ短縮した場合のクリティカルパスは,次のようになる。

ア 「平成30年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問51」の解答_画像_02

イ 「平成30年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問51」の解答_画像_03

ウ 「平成30年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問51」の解答_画像_04

エ 「平成30年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問51」の解答_画像_05

平成22年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問51

 九つの作業からなるプロジェクトがある。作業Eの所要日数を9日から6日に短縮すると,このプロジェクトの最短作業日数を何日短縮できるか。

「平成22年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問51」の問題_画像
ア 0(短縮できない)イ 1
ウ 2エ 3

【解答】

【解説】

作業Eの所要日数が9日の場合のクリティカルパス(所要日数の最も長い経路)は,次のとおりである。

「平成22年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問51」の解答_画像_01

である。また,作業Eの所要日数が6日の場合のクリティカルパスは,次のとおりである。

「平成22年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問51」の解答_画像_02

である。よって,短縮できる日数は,

20(日)- 19(日)= 1(日)

である。

平成25年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問53

 図は作業A~Eで構成されるプロジェクトのアローダイアグラムである。全ての作業を1人で実施する予定だったが,2日目から6日間までの5日間は,別の1人が手伝うことになった。手伝いがない場合と比較し,開始から終了までの日数は最大で何日短くなるか。ここで,一つの作業を2人で同時には行えないが,他者から引き継ぐことはできる。また,引継ぎによる作業日数の増加はないものとする。

「平成25年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問53」の問題_画像
ア 3イ 4ウ 5エ 6

【解答】

【解説】

全ての作業を1人で実施した場合の所要日数は,

3(A)+ 1(B)+ 1(C)+ 3(D)+ 4(E)= 12(日)

であり,2日目から6日間までの5日間の作業を2人で実施した場合の所要日数は,

「平成25年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問53」の解答_画像

であるので,短縮できる日数は,

12(日)ー 9(日)= 3(日)

となる。

平成23年度 基本情報技術者試験 特別 午前 問51

 ファストトラッキング技法を用いてスケジュールの短縮を行う。当初の計画は図1のとおりである。作業Eを作業E1,E2,E3に分けて,図2のように計画を変更すると,スケジュールは全体で何日短縮できるか。

「平成23年度 基本情報技術者試験 特別 午前 問51」の問題_画像
ア 1イ 2ウ 3エ 4

【解答】

【解説】

図1,図2のクリティカルパスは,

「平成23年度 基本情報技術者試験 特別 午前 問51」の解答_画像

である。よって,スケジュール全体で短縮できる日数は,

28(日)- 27(日)= 1(日)

である。

令和元年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問51

 二つのアクティビティが次の関係にあるとき,論理的な依存関係はどれか。

“システム要件定義プロセス” が完了すれば,“システム方式設計プロセス” が開始できる。

ア FF関係(Finish-to-Finish)

イ FS関係(Finish-to-Start)

ウ SF関係(Start-to-Finish)

エ SS関係(Start-to-Start)

【解答】

【解説】

■ プレシデンスダイアグラム

各作業の前後関係を表す図である。作業の順序・依存関係を細かく表すことができる。

FS(Finish to Start)関係
(終了・開始関係)
前の作業が終了したら,次の作業を開始できる
FF(Finish to Finish)関係
(終了・終了関係)
前の作業が終了したら,次の作業も終了する
SS(Start to Start)関係
(開始・開始関係)
前の作業が開始したら,次の作業も開始できる
SF(Start to Finish)関係
(開始・終了関係)
前の作業が開始したら,次の作業が終了する

※ アローダイアグラムはFS関係(終了・開始関係)のみを表すことができる

平成31年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問52

 ある会場で資格試験を実施する際のアクティビティである “受付” と “試験” の依存関係のうち,プレシデンスダイアグラム法(PDM)の開始-終了関係はどれか。

ア 受付の開始から30分経過したら,試験を開始する。

イ 受付の終了から10分経過したら,試験を開始する。

ウ 受付の終了から45分経過したら,試験を終了する。

エ 試験の開始から20分経過したら,受付を終了する。

【解答】

【解説】

■ プレシデンスダイアグラム

各作業の前後関係を表す図である。作業の順序・依存関係を細かく表すことができる。

FS(Finish to Start)関係
(終了・開始関係)
前の作業が終了したら,次の作業を開始できる
FF(Finish to Finish)関係
(終了・終了関係)
前の作業が終了したら,次の作業も終了する
SS(Start to Start)関係
(開始・開始関係)
前の作業が開始したら,次の作業も開始できる
SF(Start to Finish)関係
(開始・終了関係)
前の作業が開始したら,次の作業が終了する

※ アローダイアグラムはFS関係(終了・開始関係)のみを表すことができる

平成29年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問54

 システム開発の進捗管理などに用いられるトレンドチャートの説明はどれか。

ア 作業に関与する人と責任をマトリックス状に示したもの

イ 作業日程の計画と実績を対比できるように帯状に示したもの

ウ 作業の進捗状況と,予算の消費状況を関連付けて折れ線で示したもの

エ 作業の順序や相互関係をネットワーク状に示したもの

【解答】

【解説】

■ トレンドチャート

開発費用と作業の進捗を管理するための図である。マイルストーンで予定と実績の比較を行う。

※ マイルストーン…作業の区切りとなる時点

「平成29年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問54」の解答_画像

イ ガントチャート

エ アローダイアグラムなど

平成23年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問53

 テストの進捗管理に使用する指標として,最も適切なものはどれか。

ア テスト項目の消化件数イ テストデータの作成量
ウ プログラムの起動回数エ プログラムの修正量

【解答】

【解説】

■ ガントチャート

作業の進捗状況を管理するための図である。

「平成23年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問53」の解答_画像

※ 工程管理に使用される

※ 作業間の関連性は表すことができない

※ アクティビティ…実際に行う作業。WBSで割り当てられる

平成21年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問52

 ソフトウェアの開発規模から開発工数を見積もる際に,必要な情報はどれか。

ア 開発期間イ 開発要員数
ウ 工期ごとの工数配分比率エ 生産性

【解答】

【解説】

開発工数は,開発規模を生産性で割った値になる。

平成21年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問52

 あるシステムを開発するための工数を見積もったところ150人月であった。現在までの投入工数は60人月で,出来高は全体の3割であり,進捗に遅れが生じている。今後も同じ生産性が続くと想定したとき,このシステムの開発を完了させるためには何人月の工数が超過するか。

ア 50イ 90ウ 105エ 140

【解答】

【解説】

あるシステム開発の現在までの投入工数は60人月なので,予定通りの生産であれば,

60(人月)÷ 150(人月)= 0.4(4割)

が完成しているはずである。しかし,実際の出来高は3割なので,今後も同じ生産性で開発した場合は,全体で,

150(人月)÷ 0.3(3割)0.4(4割) = 200(人月)

の工数が必要である。よって,工数の超過は,

200(人月)ー 150(人月)= 50(人月)

となる。

平成27年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問53

 10人が0.5kステップ/人日の生産性で作業するとき,30日間を要するプログラミング作業がある。10日目が終了した時点で作業が終了したステップ数は,10人の合計で30kステップであった。予定の30日間でプログラミングを完了するためには,少なくとも何名の要員を追加すればよいか。ここで,追加する要員の生産性は,現在の要員と同じとする。

ア 2イ 7ウ 10エ 20

【解答】

【解説】

プログラミングに必要な総ステップ数は,

10(人)× 0.5(kステップ/人日)× 30(日)= 150(kステップ)

である。10日目が終了した時点での残りのステップ数は,

150(kステップ)- 30(kステップ)= 120(kステップ)

であり,また,10日目が終了した時点での生産性は,

30(kステップ)÷ 10(日)÷ 10(人)= 0.3(kステップ/人日)

であるので,残りの日数で作業を完了させるために必要な要員数は,

120(kステップ)÷ 20(日)÷ 0.3(kステップ/人日)= 20(人)

となる。よって,追加する要員数は,

20(人)- 10(人)= 10(人)

となる。

平成24年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問53

 設計書の作成状況が表のとおりであるとき,3種類の設計書全ての作成を完了させるために必要な今後の工数(人時)は幾らか。

「平成24年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問53」の問題_画像
ア 550イ 900ウ 1100エ 2000

【解答】

【解説】

それぞれの設計書の未完成の枚数は,

基本設計書:80(枚)- 80(枚)= 0(枚)

概要設計書:300(枚)- 200(枚)= 100(枚)

詳細設計書:500(枚)- 50(枚)= 450(枚)

であり,それぞれの作成を完了させるために必要な今後の工数は,

概要設計書:100(枚)× 2(人時)= 200(人時)

詳細設計書:450(枚)× 2(人時)= 900(人時)

となるので,全ての作成を完了させるために必要な今後の工数は,

200(人時)+ 900(人時)= 1100(人時)

となる。

平成28年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問54

 開発期間10か月,開発工数200人月のプロジェクトを計画する。次の配分表を前提とすると,ピーク時の要員は何人か。ここで,各工程では開始から終了までの要員数は一定とする。

「平成28年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問54」の問題_画像
ア 18イ 20ウ 21エ 22

【解答】

【解説】

各工程の開発期間は,

要件定義:10(か月)× 20(%)= 2(か月)

設計:10(か月)× 30(%)= 3(か月)

開発・テスト:10(か月)× 40(%)= 4(か月)

システムテスト:10(か月)× 10(%)= 1(か月)

となる。また,各工程の開発工数は,

要件定義:200(人月)× 16(%)= 32(人月)

設計:200(人月)× 33(%)= 66(人月)

開発・テスト:200(人月)× 42(%)= 84(人月)

システムテスト:200(人月)× 9(%)= 18(人月)

となる。よって,各工程に必要な要員数は,

要件定義:32(人月)÷ 2(か月)= 16(人)

設計:66(人月)÷ 3(か月)= 22(人)

開発・テスト:84(人月)÷ 4(か月)= 21(人)

システムテスト:18(人月)÷ 1(か月)= 18(人)

となる。

平成31年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問54

平成26年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問54

平成22年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問53

 システムを構成するプログラムの本数とプログラム1本当たりのコーディング所要工数が表のとおりであるとき,システムを95日間で開発するには少なくとも何人の要員が必要か。ここで,システムの開発にはコーディングのほかに,設計及びテストの作業が必要であり,それらの作業にはコーディング所要工数の8倍の工数が掛かるものとする。

「平成31年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問54」の問題_画像
ア 8イ 9ウ 12エ 13

【解答】

【解説】

このシステムの開発において,各処理にかかる工数は,

入力処理:20(本) ×(1 + 1 × 8)(人日)= 180(人日)

出力処理:10(本) ×(3 + 3 × 8)(人日)= 270(人日)

計算処理:5(本) ×(9 + 9 × 8)(人日)= 405(人日)

となるので,総工数は,

180(人日)+ 270(人日)+ 405(人日)= 855(人日)

となる。よって,このシステムを95日間で開発する場合の要員数は,

855(人日)÷ 95(日)= 9(人)

となる。

平成30年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問52

 あるプロジェクトの工数配分は表のとおりである。基本設計からプログラム設計までは計画どおり終了した。現在はプログラミング段階であり,3,000本のプログラムのうち1,200本が完成したところである。プロジェクト全体の進捗度は何%か。ここで,各プログラムの開発工数は,全て等しいものとする。

「平成30年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問52」の問題_画像
ア 40イ 44ウ 54エ 59

【解答】

【解説】

プロジェクト全体の進捗度は,

0.08 + 0.16 + 0.20 + 0.25 × 12003000 = 0.54(54%)

となる。

平成30年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問53

平成21年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問53

 表は,1人で行うプログラム開発の開始時点での計画表である。6月1日に開発を開始し,6月11日の終了時点でコーディング作業の25%が終了した。6月11日の終了時点で残っている作業量は全体の約何%か。ここで,開発は,土曜日と日曜日を除く週5日間で行うものとする。

「平成30年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問53」の問題_画像
ア 30イ 47ウ 52エ 53

【解答】

【解説】

1人でプログラム開発した場合の全体の工数は,

2(人日)+ 5(人日)+ 1(人日)+ 4(人日)+ 2(人日)+ 3(人日)= 17(人日)

である。また,6月11日の終了時点で完了している工数は,

2(人日)+ 5(人日)+ 1(人日)+ 4 × 25%(人日)= 9(人日)

である。よって,残りの工数の割合は,

(17 - 9)(人日)÷ 17(人日)≒ 0.47(47%)

となる。

平成30年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問53

 システム開発において,工数(人月)と期間(月)の関係が次の近似式で示されるとき,工数が4,096人月のときの期間は何か月か。

期間 = 2.5 × 工数1/3

ア 16イ 40ウ 64エ 160

【解答】

【解説】

工数が4,096人月のときの期間は,

2.5 × 40961/3 = 2.5 ×「平成30年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問52」の解答_画像= 2.5 × 16 = 40(か月)

となる。

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平成21年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問53

 入力,出力などを基に複雑さを加味してシステム規模を見積もる方法であり,開発工数の見積りにも使われるものはどれか。

ア COCOMOイ 標準タスク法
ウ ファンクションポイント法エ プットナム(Putnum)モデル

【解答】

【解説】

■ ファンクションポイント法(FP法)

ソフトウェアの機能を入出力データや画面数などにより集計し,それぞれの複雑さによる重みづけを行い工数を見積もる手法である。

※ (利用者から見える)画面などから見積もるため,利用者は理解しやすい

「令和4年度 基本情報技術者試験 サンプル問題 科目A 問43」の解答_画像

(令和4年度) 基本情報技術者試験 サンプル問題 科目A 問43

令和元年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問53

平成29年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問52

平成26年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問53

 ソフトウェア開発の見積方法の一つであるファンクションポイント法の説明として,適切なものはどれか。

ア 開発規模が分かっていることを前提として,工数と工期を見積もる方法である。ビジネス分野に限らず,全分野に適用可能である。

イ 過去に経験した類似のソフトウェアについてのデータを基にして,ソフトウェアの相違点を調べ,同じ部分については過去のデータを使い,異なった部分は経験に基づいて,規模と工数を見積もる方法である。

ウ ソフトウェアの機能を入出力データ数やファイル数などによって定量的に計測し,複雑さによる調整を行って,ソフトウェア規模を見積もる方法である。

エ 単位作業項目に適用する作業量の基準値を決めておき,作業項目を単位作業項目まで分解し,基準値を適用して算出した作業量の積算で全体の作業量を見積もる方法である。

【解答】

【解説】

■ ファンクションポイント法(FP法)

ソフトウェアの機能を入出力データや画面数などにより集計し,それぞれの複雑さによる重みづけを行い工数を見積もる手法である。

※ (利用者から見える)画面などから見積もるため,利用者は理解しやすい

「令和4年度 基本情報技術者試験 サンプル問題 科目A 問43」の解答_画像

ア COCOMO

イ 類推見積法

エ 標準タスク法

平成29年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問51

平成25年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問55

平成23年度 基本情報技術者試験 特別 午前 問52

 ファンクションポイント法の説明はどれか。

ア 開発するプログラムごとのステップ数を積算し,開発規模を見積もる。

イ 開発プロジェクトで必要な作業のWBSを作成し,各作業の工数を見積もる。

ウ 外部入出力や内部論理ファイル,外部照会,外部インタフェースファイルの個数と特性などから開発規模を見積もる。

エ 過去の類似例を探し,その実績や開発するシステムとの差異などを分析・評価して開発規模を見積もる。

【解答】

【解説】

■ ファンクションポイント法(FP法)

ソフトウェアの機能を入出力データや画面数などにより集計し,それぞれの複雑さによる重みづけを行い工数を見積もる手法である。

※ (利用者から見える)画面などから見積もるため,利用者は理解しやすい

「令和4年度 基本情報技術者試験 サンプル問題 科目A 問43」の解答_画像

ア プログラムステップ法

イ 標準タスク法

エ 類推見積法

平成28年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問53

 ファンクションポイント法でシステムの開発規模を見積もる際に必要となる情報はどれか。

ア 開発者数イ 画面数
ウ プログラムステップ数エ 利用者数

【解答】

【解説】

■ ファンクションポイント法(FP法)

ソフトウェアの機能を入出力データや画面数などにより集計し,それぞれの複雑さによる重みづけを行い工数を見積もる手法である。

※ (利用者から見える)画面などから見積もるため,利用者は理解しやすい

「令和4年度 基本情報技術者試験 サンプル問題 科目A 問43」の解答_画像

平成30年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問54

(類似)平成27年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問52

(類似)平成25年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問53

(類似)平成23年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問52

 あるソフトウェアにおいて,機能の個数と機能の複雑度に対する重み付け係数は表のとおりである。このソフトウェアのファンクションポイント値は幾らか。ここで,ソフトウェアの全体的な複雑さの補正係数は0.75とする。

「平成30年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問54」の問題_画像
ア 18イ 24ウ 30エ 32

【解答】

【解説】

このソフトウェアのファンクションポイント値は,

(1 × 4 + 2 × 5 + 1 × 10) × 0.75 = 18(FP)

となる。

平成30年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問54

平成26年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問54

平成24年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問53

 ある新規システムの機能規模を見積もったところ,500FP(ファンクションポイント)であった。このシステムを構築するプロジェクトには,開発工数のほかに,システム導入と開発者教育の工数が,合計で10人月必要である。また,プロジェクト管理に,開発と導入・教育を合わせた工数の10%を要する。このプロジェクトに要する全工数は何人月か。ここで,開発の生産性は1人月当たり10FPとする。

ア 51イ 60ウ 65エ 66

【解答】

【解説】

開発工数と,システム導入と開発者教育の工数を合わせたファンクションポイント値は,

500(FP)+(10人月 × 10(FP))= 600(FP)

であり,さらに,プロジェクト管理を合わせたファンクションポイント値は,

600(FP)+(600(FP)× 10%)= 660(FP)

であるので,このプロジェクトに要する全工数は,

660(FP)÷ 10(FP)= 66(人月)

となる。

平成29年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問52

平成25年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問54

 全部で100画面から構成されるシステムの画面を作成する。100画面を規模と複雑度で分類したときの内訳は次のとおりである。

規模が “小” で,複雑度が “単純” である画面数:30

規模が “中” で,複雑度が “普通” である画面数:40

規模が “大” で,複雑度が “普通” である画面数:20

規模が “大” で,複雑度が “複雑” である画面数:10

 全ての画面を作成する総工数を,表の作成工数を用いて見積もると何人日になるか。ここで,全部の画面のレビューと修正に5人日を要し,作業の管理にはレビューと修正の工数を含めた作業工数の20%を要するものとする。

「平成29年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問52」の問題_画像
ア 80イ 85ウ 101エ 102

【解答】

【解説】

100画面の作成に必要な工数は,

30 × 0.4 + 40 × 0.9 + 20 × 1.0 + 10 × 1.2 = 80(人日)

である。これに,全部の画面のレビューと修正に必要な工数を加えると,

80(人日)+5(人日)= 85(人日)

となる。さらに,作業の管理に必要な工数を加えると,

85(人日)+85(人日)× 20% = 102(人日)

となる。

平成22年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問54

 リスク識別に使用する技法の一つであるデルファイ法の説明はどれか。

ア 確率分布を使用したシミュレーションを行う。

イ 過去の情報や知識を基にして,あらかじめ想定されるリスクをチェックリストにまとめておき,チェックリストと照らし合わせることでリスクを識別する。

ウ 何人かが集まって,他人のアイディアを批判することなく,自由に多くのアイディアを出し合う。

エ 複数の専門家から得られた匿名の見解を要約して,再配布することを何度か繰り返して収束させる。

【解答】

【解説】

■ デルファイ法

複数の専門家から個別の見解を求め,そこから得られた結果を全員に配布し再び見解を求める,という過程を繰り返し,見解をまとめる手法である。

ウ ブレーンストーミング

平成23年度 基本情報技術者試験 特別 午前 問53

 ウォータフォール型のソフトウェア開発において,運用テストで発見された誤りの修復に要するコストに関する記述のうち,適切なものはどれか。

ア 外部設計の誤りは,プログラムだけでなく,マニュアルなどにも影響を与えるので,コーディングの誤りに比べて修復コストは高い。

イ コーディングの誤りは,修復のための作業範囲がその後の全工程に及ぶので,要求定義の誤りに比べて修復コストは高い。

ウ テストケースの誤りは,テストケースの修正とテストのやり直しだけでは済まないので,外部設計の誤りに比べて修復コストは高い。

エ 内部設計の誤りは,設計レビューによってほとんど除去できるので,もし発見されても,コーディングの誤りに比べて修復コストは安い。

【解答】

【解説】

ウォーターフォールモデルの場合は,上流工程の誤りの方が修復コストが高くなり,影響も大きくなることが多い。

イ コーディングの誤りよりも要求定義の誤りの方が,修復コストは高い。

ウ テストケースの誤りの方が外部設計の誤りよりも,修復コストは安い。

エ 内部設計の誤りの方がコーディングの誤りよりも,修復コストは高い。

平成27年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問54

 プロジェクトのリスクに対応する戦略として,損害発生時のリスクに備え,損害賠償保険に加入することにした。PMBOKによれば,該当する戦略はどれか。

ア 回避イ 軽減ウ 受容エ 転嫁

【解答】

【解説】

■ リスク対応計画

リスク対応計画では,対応策を検討する。

● マイナスの影響を及ぼすリスクへの対応戦略

回避リスクそのものを取り除いたり,プロジェクトの計画を変更(スコープを縮小するなど)してリスクのマイナスの影響をなくす戦略
転嫁保険をかけるなどして,リスクのマイナスの影響の一部や全部を第三者に移す戦略
軽減リスクの発生確率やマイナスの影響度を低減する戦略
受容何もしない戦略(リスクのマイナスの影響が許容範囲内である場合や,リスクを取り除けない場合)。リスクが発生した時点で対処する

● プラスの影響を及ぼすリスクへの対応戦略

活用好機が確実に来るように,不確実性を取り除く戦略
共有好機を第三者と共有する戦略
強化プラスの影響を増加させたり,発生確率を高めたりする戦略
受容何もしないが,好機が実現したら受け入れる戦略(対策費用が予想利益を上回っている場合など)

平成21年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問60

 リスクが顕在化しても,その影響が小さいと想定されるので,損害の負担を受容するリスク対応はどれか。

ア リスク移転イ リスク回避
ウ リスク低減エ リスク保有

【解答】

【解説】

■ リスク対応計画

リスク対応計画では,対応策を検討する。

● マイナスの影響を及ぼすリスクへの対応戦略

回避リスクそのものを取り除いたり,プロジェクトの計画を変更(スコープを縮小するなど)してリスクのマイナスの影響をなくす戦略
転嫁保険をかけるなどして,リスクのマイナスの影響の一部や全部を第三者に移す戦略
軽減リスクの発生確率やマイナスの影響度を低減する戦略
受容
(保有)
何もしない戦略(リスクのマイナスの影響が許容範囲内である場合や,リスクを取り除けない場合)。リスクが発生した時点で対処する

● プラスの影響を及ぼすリスクへの対応戦略

活用好機が確実に来るように,不確実性を取り除く戦略
共有好機を第三者と共有する戦略
強化プラスの影響を増加させたり,発生確率を高めたりする戦略
受容何もしないが,好機が実現したら受け入れる戦略(対策費用が予想利益を上回っている場合など)

平成26年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問55

 PMBOKによれば,プロジェクトのリスクマネジメントにおいて,脅威に対して適用できる対応戦略と好機に対して適用できる対応戦略がある。脅威に対して適用できる対応戦略はどれか。

ア 活用イ 強化ウ 共有エ 受容

【解答】

【解説】

■ リスク対応計画

リスク対応計画では,対応策を検討する。

● マイナスの影響を及ぼすリスクへの対応戦略

回避リスクそのものを取り除いたり,プロジェクトの計画を変更(スコープを縮小するなど)してリスクのマイナスの影響をなくす戦略
転嫁保険をかけるなどして,リスクのマイナスの影響の一部や全部を第三者に移す戦略
軽減リスクの発生確率やマイナスの影響度を低減する戦略
受容何もしない戦略(リスクのマイナスの影響が許容範囲内である場合や,リスクを取り除けない場合)。リスクが発生した時点で対処する

● プラスの影響を及ぼすリスクへの対応戦略

活用好機が確実に来るように,不確実性を取り除く戦略
共有好機を第三者と共有する戦略
強化プラスの影響を増加させたり,発生確率を高めたりする戦略
受容何もしないが,好機が実現したら受け入れる戦略(対策費用が予想利益を上回っている場合など)

平成21年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問54

 システム開発における品質管理に関する記述のうち,適切なものはどれか。

ア 幾つかのサブシステムに分割して開発するとき,サブシステム単位での品質が保証できれば,同時にシステム全体としての品質も保証できる。

イ 応答時間やバッチ処理時間などの性能は品質管理の対象外であるが,業務に与える影響が大きいので限界性能を計測しておく。

ウ システムへの要求機能の充足度だけでなく,ドキュメントなどすべての成果物を含めて品質管理の対象とする。

エ 市販製品と自社開発プログラムを組み合わせてシステムを開発する場合,品質管理の対象は自社開発のプログラムだけとなる。

【解答】

【解説】

ア サブシステム単位での品質が保証されても,システム全体としては問題が発生する可能性がある

イ 応答時間やバッチ処理時間などの性能も品質管理の対象である

エ 品質管理の対象はシステム全体である

平成24年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問54

 システム開発プロジェクトにおける,ソフトウェア品質の管理指標の一つとして,最も適切なものはどれか。

ア WBSを構成するワークパッケージの完了数

イ 個人別のプログラミングの生産性

ウ 成果物ごとのレビュー時間

エ プログラムのバージョン

【解答】

【解説】

ウ レビューによりバグが取り除かれる確率が高まる ⇒ レビュー時間が長いほど品質が高まる

平成22年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問52

 ソフトウェアの品質特性の定義において,あるコンピュータ用に作成したプログラムを別のアーキテクチャのコンピュータで動作できるようにすることの容易さを表す特性はどれか。

ア 移植性(Portability)イ 使用性(Usability)
ウ 相互運用性(Interoperability)エ 変更性(Changeability)

【解答】

【解説】

なし

【参考】

平成23年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問54

 生産物の品質を時系列に表し,生産工程が管理限界内で安定した状態にあるかどうかを判断するための図はどれか。

ア 管理図イ 散布図
ウ 特性要因図エ パレート図

【解答】

【解説】

■ 管理図

時系列なデータの特性値を折れ線グラフで表した図である。

※ データのばらつきから品質不良などを把握できる

「平成23年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問54」の解答_画像

平成23年度 基本情報技術者試験 特別 午前 問54

 品質問題を解決するために図を作成して原因の傾向を分析したところ,全体の80%以上が少数の原因で占められていることが判明した。作成した図はどれか。

ア 管理図イ 散布図ウ 特性要因図エ パレート図

【解答】

【解説】

■ パレート図

データを項目ごとに分類して個数(度数)の大きい順に並べた棒グラフと,その累積割合を折れ線グラフで表した図

※ 優先的に管理する項目が把握できる

「平成29年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問54」の解答_画像

平成29年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問54

 プロジェクトで発生した課題の傾向を分析するために,ステークホルダ,コスト,スケジュール,品質などの管理項目別の課題件数を棒グラフとして件数が多い順に並べ,この順で累積した課題件数を折れ線グラフとして重ね合わせた図を作成した。この図はどれか。

ア 管理図イ 散布図ウ 特性要因図エ パレート図

【解答】

【解説】

■ パレート図

データを項目ごとに分類して個数(度数)の大きい順に並べた棒グラフと,その累積割合を折れ線グラフで表した図

※ 優先的に管理する項目が把握できる

「平成29年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問54」の解答_画像
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平成29年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問53

 テスト工程での品質状況を判断するためには,テスト項目消化件数と累積バグ件数との関係を分析し,評価する必要がある。品質が安定しつつあることを表しているグラフはどれか。

ア 「平成29年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問53」の問題_画像_選択肢アイ 「平成29年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問53」の問題_画像_選択肢イ
ウ 「平成29年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問53」の問題_画像_選択肢ウエ 「平成29年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問53」の問題_画像_選択肢エ

【解答】

【解説】

■ バグ管理図

実際のテストの実績をプロットして信頼度成長曲線と比較することでプログラムの品質やテストの進捗状況を判断する。

※ 信頼度成長曲線…累積バグ件数が開発の進捗に従い増加していく様子を表した曲線。傾きが0に近づいたときに一定の品質に達したと判断できる

「平成27年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問49」の解答_画像

平成21年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問54

 ある商品のメーカ別の市場構成比を表すのに適切なグラフはどれか。

ア Zグラフイ 帯グラフ
ウ 折れ線グラフエ レーダチャート

【解答】

【解説】

なし

【参考】

平成25年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問54

 プロジェクトにおけるコミュニケーション手段のうち,プル型コミュニケーションはどれか。

ア イントラネットサイトイ テレビ会議
ウ 電子メールエ ファックス

【解答】

【解説】

■ コミュニケーション手段

プル型(受信者の意思で)必要になったときにアクセスする方法
※ 掲示板など
プッシュ型特定の相手に向けて発信する方法
※ 電子メールなど
相互型複数の参加者が,それぞれの参加者同士でやり取りする方法
※ テレビ電話など

平成28年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問54

 プロジェクトメンバが16人のとき,2人ずつの総当たりでプロジェクトメンバ相互の顔合わせ会を行うためには,延べ何時間の顔合わせ会が必要か。ここで,顔合わせ会1回の所要時間は0.5時間とする。

ア 8イ 16ウ 30エ 60

【解答】

【解説】

16人のメンバが総当たりで顔合わせを行う場合の,顔合わせの回数は,

「平成28年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問54」の解答_画像

である。よって,顔合わせ会にかかる延べ時間は,

120通り × 0.5時間 = 60時間

となる。

令和元年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問54

 10人のメンバで構成されているプロジェクトチームにメンバ2人を増員する。次の条件でメンバ同士が打合せを行う場合,打合せの回数は何回増えるか。

〔条件〕

・打合せは1対1で行う。

・各メンバが,他の全てのメンバと1回ずつ打合せを行う。

ア 12イ 21ウ 22エ 42

【解答】

【解説】

10人のメンバが条件に従って打合せを行う場合の,打合せの回数は,

「令和元年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問54」の解答_画像_01

である。また,12人のメンバが条件に従って打合せを行う場合の,打合せの回数は,

「令和元年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問54」の解答_画像_02

である。よって,打合せの増える回数は,

66通り - 45通り = 21通り

となる。

まとめ

 今回は,基本情報技術者試験の過去問題・サンプル問題・公開問題のうち,プロジェクトマネジメント分野に関するものを集め,シンプルにまとめてみました。みなさんは,どのくらい解けましたか?はじめは難しく感じるかもしれませんが,繰り返し問題を解くことで,少しずつ理解できるようになると思います。8割以上(できれば9割以上)解けるようになることを目標に,ぜひ取り組んでみてください。また,一度解けるようになっても,時間が経つと忘れてしまうことがあります。1週間後や1か月後など,期間をあけてもう一度解き直すことで,理解の定着につながると思います。