このページでは,基本情報技術者試験を中心に,技術戦略マネジメント分野の過去問題・サンプル問題・公開問題を掲載しています。プロダクトイノベーションやプロセスイノベーション,技術のSカーブ,コア技術,コンカレントエンジニアリング,TLOなどの重要テーマを演習形式で確認できます。解けなかった問題は,各問題下の【参考】リンクから対応する解説ページを読み,理解した上でもう一度解いてみてください。
令和元年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問68
平成23年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問71
問 技術経営におけるプロダクトイノベーションの説明として,適切なものはどれか。
ア 新たな商品や他社との差別化ができる商品を開発すること
イ 技術開発の成果によって事業利益を獲得すること
ウ 技術を核とするビジネスを戦略的にマネジメントすること
エ 業務プロセスにおいて革新的な改革をすること
【解答】ア
【解説】
■ プロダクトイノベーション
製品に関する技術革新のことをいう。
※ これまでにない製品を開発する。スマートフォン,電気自動車など
エ プロセスイノベーション
平成31年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問70
問 プロセスイノベーションに関する記述として,適切なものはどれか。
ア 競争を経て広く採用され,結果として事実上の標準となる。
イ 製品の品質を向上する革新的な製造工程を開発する。
ウ 独創的かつ高い技術を基に革新的な新製品を開発する。
エ 半導体の製造プロセスをもっている他企業に製造を委託する。
【解答】イ
【解説】
■ プロセスイノベーション
製造過程や業務プロセスなどを革新することをいう。
ア デファクトスタンダード
ウ プロダクトイノベーション
エ ファブレス
平成30年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問70
問 技術は,理想とする技術を目指す過程において,導入期,成長期,成熟期,衰退期,そして次の技術フェーズに移行するという進化の過程をたどる。この技術進化過程を表すものはどれか。
| ア 技術のSカーブ | イ 需要曲線 |
| ウ バスタブ曲線 | エ ラーニングカーブ |
【解答】ア
【解説】
■ 技術のSカーブ
技術の進化過程を表すものである。
※ 導入期は進歩が遅く,成長期で急速に進歩し,成熟期に進歩が鈍化する
平成28年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問70
問 技術のSカーブの説明として,適切なものはどれか。
ア 新しい技術の普及過程を示すものであり,その技術を応用した製品が市場に浸透すると,普及率の伸びが徐々に減少していくことを度数分布曲線で示す。
イ 技術の進歩の過程を示すものであり,当初は緩やかに進歩するが,やがて急激に進歩し,その後,緩やかに停滞していく過程を示す。
ウ 技術の成熟過程を示すものであり,新技術が実際に普及するまでの間,時間経過とともに変化する認知度の推移を示す。
エ 生産量と単位コストの関係を示すものであり,累積生産量が増加するに従い,単位コストが減少する過程を示す。
【解答】イ
【解説】
■ 技術のSカーブ
技術の進化過程を表すものである。
※ 導入期は進歩が遅く,成長期で急速に進歩し,成熟期に進歩が鈍化する
平成29年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問70
問 コア技術の事例として,適切なものはどれか。
ア アライアンスを組んでインタフェースなどを策定し,共通で使うことを目的とした技術
イ 競合他社がまねできないような,自動車エンジンのアイドリングストップ技術
ウ 競合他社と同じCPUコアを採用し,ソフトウェアの移植性を生かす技術
エ 製品の早期開発,早期市場投入を目的として,汎用部品を組み合わせて開発する技術
【解答】イ
【解説】
コア=核
平成26年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問72
問 コンカレントエンジニアリングの説明として,適切なものはどれか。
ア 機能とコストとの最適な組合せを把握し,システム化された手順によって価値の向上を図る手法
イ 製品開発において,設計,生産計画などの工程を同時並行的に行う手法
ウ 設計,製造,販売などのプロセスを順に行っていく製品開発の手法
エ 対象のシステムを解析し,その仕様を明らかにする手法
【解答】イ
【解説】
■ コンカレントエンジニアリング
製品の企画や設計,製造を同時並行的に行うことで,開発期間や納期を短縮することをいう。
平成21年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問71
問 TLO(Technology Licensing Organization)法に基づき,承認又は認定された事業者の役割として,適切なものはどれか。
ア 企業からの委託研究,又は共同研究を受け入れる窓口として,企業と大学との調整を行う。
イ 研究者からの応募に基づき,補助金を支給して先進的な研究を発展させる。
ウ 大学の研究成果を特許化し,又は企業への技術移転を支援し,産学の仲介役を果たす。
エ 民間企業が保有する休眠特許を発掘し,他企業にライセンスして活用を図る。
【解答】ウ
【解説】
■ TLO法(大学等技術移転促進法)
大学や国の研究成果を特許化し,それを民間企業へ技術移転する活動を支援する法律。
| 【参考】 |
まとめ
今回は,基本情報技術者試験の過去問題・サンプル問題・公開問題のうち,技術戦略マネジメント分野に関するものを集め,シンプルにまとめてみました。みなさんは,どのくらい解けましたか?はじめは難しく感じるかもしれませんが,繰り返し問題を解くことで,少しずつ理解できるようになると思います。8割以上(できれば9割以上)解けるようになることを目標に,ぜひ取り組んでみてください。また,一度解けるようになっても,時間が経つと忘れてしまうことがあります。1週間後や1か月後など,期間をあけてもう一度解き直すことで,理解の定着につながると思います。

