経営・組織論の基礎まとめ

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 経営・組織論は,基本情報技術者試験をはじめとする情報処理技術者試験で頻出となる重要分野です。企業経営の基本概念やコーポレートガバナンス,CSR,BCP,各種組織形態の違いを正しく理解できていますか?

  • 経営・組織論=企業の運営の仕組みと組織のあり方を体系的に理解する分野

 これらは単なる用語暗記ではなく,「企業がどのように運営されているのか」,「どのような考え方で組織が設計されているのか」を理解することが重要です。

 このページでは,経営・組織論の全体像を図解イメージで整理し,「違いが一目で分かる」ようにシンプルに解説します。

 初学者の方や,基礎を体系的に復習したい方に向けたまとめページです。

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企業経営とは何か

 企業とは,利益を追求して,製品やサービスを提供する組織です。

企業理念に関する説明画像

※ 経営理念…企業活動における基本的な考え方や価値観など,その企業が何のために存在するのかを表明するもの

※ 経営ビジョン…企業が目指す理想像やそれを達成するための方針などをまとめたもの

※ 経営戦略の詳細は,「経営戦略マネジメントの基礎まとめ」を参照

コーポレートガバナンス(企業統治)とは

 コーポレートガバナンスとは,企業活動を健全に保ち,不正や違法な行為が行われないように監視・統制するしくみをいいます。

CSR(Corporate Social Responsibility;企業の社会的責任)とは

 CSRとは,企業は利益を追求するだけでなく,環境や人権など,社会に与える影響についての責任も果たすべき,という考え方をいいます。

グリーンITとは

 グリーンITとは,地球環境に配慮したIT活動を行うことをいいます。

※ グリーン購入…環境への影響が少ない製品やサービスを,必要性を考えて購入すること

ヒューマンリソース(人的資源管理)とは

 ヒューマンリソースとは,従業員の採用・育成・評価などを通じて,人的資源を有効活用する管理手法のことをいいます。

OJT(On the Job Training)とは

 OJTとは,現場で上司や先輩が実際の業務を指導し,知識や技能を身に付けさせていく教育技法です。

ワークライフバランスとは

 ワークライフバランスとは,仕事と私生活を調和させるという考え方です。

※ 仕事で私生活を犠牲にしないようにする

ワークシェアリングとは

 ワークシェアリングとは,雇用を確保するために,従業員の勤務時間を短縮したり,業務の配分を見直したりすることをいいます。

※ 雇用維持や失業対策として導入されることが多い

行動科学とは

 行動科学とは,人の行動や心理を科学的に分析し,組織運営やマネジメントに活用する考え方をいいます。

ファシリテーターとは

 ファシリテーターとは,会議などの進行役のことをいいます。

※ 中立な立場で会議などを進行する ⇒ 発言を促したり,話を整理したりする

BCP(Business Continuity Plan;事業継続計画)とは

 BCPとは,災害などの緊急事態が発生した際に,損害を最小限に抑え,重要な事業を継続,または,早期に復旧させるための計画のことをいいます。

※ 自然災害だけでなく,システム障害やマルウェア感染にも備える

※ 災害に備えるために事業継続計画(BCP)を立て,事業継続管理(BCM)を行う

※ BCM(Business Continuity Management;事業継続管理)

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経営組織とは

組織構造の基本

 組織構造は,事業目標などを考慮して作成します。

職能別組織とは

 職能別組織とは,製造部,営業部,…,のように,職能別に編成された組織です。

※ 中堅企業や中小企業に多い。専門性が高まるが,部門間の連携が弱くなりやすい

職能別組織に関する説明画像

事業部制組織とは

 事業部制組織とは,扱う製品の種類や,地域・市場ごとに編成された組織で,各組織それぞれに職能別の組織が設けられます。

※ 大企業に多い。迅速な意思決定が可能で,各事業部が利益責任を持つ

事業部制組織に関する説明画像

プロジェクト組織とは

 プロジェクト組織とは,ある特定の目的を達成するために編成される一時的な組織です。

※ 社内外から専門家を集めて編成し,目的を達成したら解散する

※ 柔軟性が高く,専門性を活用できる

※ プロジェクトの詳細は,「プロジェクトマネジメントの基礎まとめ」を参照

プロジェクト組織に関する説明画像

マトリックス組織とは

 マトリックス組織とは,1人の従業員が,同時に2つの組織に所属するようにした組織です。

※ 職能別とプロジェクトの組合せなど

※ 指揮命令系統が複雑になる(二重指揮の問題がある) ⇒ 責任の所在が不明確になりやすい

マトリックス組織に関する説明画像

社内ベンチャー組織とは

 社内ベンチャー組織とは,企業の中で独立的な新しい業務を遂行する組織のことをいいます。

※ 業務遂行の責任などを負う

カンパニー制組織とは

 カンパニー制組織とは,企業の中に,事業分野ごとに独立した仮想的な企業を設けた組織のことをいいます。

※ 事業部制の発展型(社内分社制)

※ カンパニーごとに経営資源を配分する。大幅な権限移譲が行われたり,独立採算を求められることが多い ⇒ 迅速に意思決定できる,責任が明確になる,などの特徴がある

CEO(Chief Executive Officer;最高経営責任者)とは

 CEOとは,すべての業務を統括する役員の称号です。

※ 最終的な責任を負う

※ 米国由来。日本では法的な効力はもたない(日本では代表取締役や社長がCEOを兼ねることが多い)

 その他に,次のような称号もあります。

COOChief Operating Officer。最高執行責任者。CEOの下で業務全般に責任を負う役員
CFOChief Financial Officer。最高財務責任者。財務に関する業務に責任を負う役員
CIOChief Information Officer。最高情報責任者。情報システムや情報技術に責任を負う役員
CISOChief Information Security Officer。最高情報セキュリティ責任者。情報セキュリティに責任を負う役員
CTOChief Technology Officer。最高技術責任者。研究開発などに責任を負う役員

まとめ

 今回は,経営・組織論について,企業経営の基本概念からコーポレートガバナンスやCSR,BCP,さらに各種組織構造までをシンプルにまとめてみました。これらは試験でも頻出であり,特に「用語の意味」と「組織形態の違い(職能別組織・事業部制組織・マトリックス組織など)」は確実に押さえておきたいポイントです。単なる暗記ではなく,「どのような企業で採用されるのか」,「どのようなメリット・特徴があるのか」までを理解することが得点力につながります。

 理解が進んだら,基本情報技術者試験の過去問題等にもチャレンジしてみてください。

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