このページでは,基本情報技術者試験を中心に,企業活動(業務分析・データ利活用)に関する過去問題・サンプル問題・公開問題を掲載しています。線形計画法,在庫管理,品質管理(QC7つ道具),ABC分析,散布図といった,試験で頻出する重要テーマについて,実際の問題を解きながら理解を確認することができます。
※ まず基礎を確認したい方はこちら
解けなかった問題は,各問題下の解説や参考リンクを活用して,必ず理解しておきましょう。
平成24年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問75
問 ある工場で製品A,Bを生産している。製品Aを1トン生産するのに,原料P,Qをそれぞれ4トン,9トン必要とし,製品Bについてもそれぞれ8トン,6トン必要とする。また,製品A,Bの1トン当たりの利益は,それぞれ2万円,3万円である。
原料Pが40トン,Qが54トンしかないとき,製品A,Bの合計の利益が最大となる生産量を求めるための線形計画問題として,定式化したものはどれか。ここで,製品A,Bの生産量をそれぞれxトン,yトンとする。
| ア 条件 4x+8y≧40 9x+6y≧54 x≧0,y≧0 目的関数 2x+3y → 最大化 | イ 条件 4x+8y≦40 9x+6y≦54 x≧0,y≧0 目的関数 2x+3y → 最大化 |
| ウ 条件 4x+9y≧40 8x+6y≧54 x≧0,y≧0 目的関数 2x+3y → 最大化 | エ 条件 4x+9y≦40 8x+6y≦54 x≧0,y≧0 目的関数 2x+3y → 最大化 |
【解答】イ
【解説】
利益を表す目的関数は,
利益 = 2x + 3y
となる。次に,製品Aと製品Bの生産量に関する制約条件を式で表すと,
原料Pの制約条件を表した式:4x + 8y ≦ 40
原料Qの制約条件を表した式:9x + 6y ≦ 54
ただし,x ≧ 0,y ≧ 0
となる。
ちなみに,これらの制約条件を満たす領域をグラフで表すと,
のようになり,グラフのA,B,Cの各点における利益を,目的関数を使用して求めると,
A:2×0 + 3×5 = 15(万円)
B:2×4 + 3×3 = 17(万円)
C:2×6 + 3×0 = 12(万円)
となるので,最大利益は,製品Aを4個,製品Bを3個製造した場合に,
17万円
となる。
| 【参考】 | 「業務分析・データ利活用(線形計画法とは)」 |
(令和4年度) 基本情報技術者試験 サンプル問題 科目A 問57
令和元年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問76
平成25年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問75
問 製品X及びYを生産するために2種類の原料A,Bが必要である。製品1個の生産に必要となる原料の量と調達可能量は表に示すとおりである。製品XとYの1個当たりの販売利益が,それぞれ100円,150円であるとき,最大利益は何円か。
| ア 5,000 | イ 6,000 | ウ 7,000 | エ 8,000 |
【解答】ウ
【解説】
製品Xの製造個数をx個,製品Yの製造個数をy個とした場合の,利益を表す目的関数は,
利益 = 100x + 150y
となる。次に,製品Xと製品Yの製造個数に関する制約条件を式で表すと,
原料Aの制約条件を表した式:2x + y ≦ 100
原料Bの制約条件を表した式:x + 2y ≦ 80
ただし,x ≧ 0,y ≧ 0
となる。これらの制約条件を満たす領域をグラフで表すと,
のようになり,グラフのA,B,Cの各点における利益を,目的関数を使用して求めると,
A:100 × 0 + 150 × 40 = 6,000円
B:100 × 40 + 150 × 20 = 7,000円
C:100 × 50 + 150 × 0 = 5,000円
となるので,最大利益は,製品Xを40個,製品Yを20個製造した場合に,
7,000円
となる。
| 【参考】 | 「業務分析・データ利活用(線形計画法とは)」 |
平成25年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問76
問 表は,製品A,Bを生産するのに必要な製品1単位当たりの原料使用量及び設備使用時間と,それぞれの制約条件を示している。製品1単位当たりの利益が,製品Aが5万円,製品Bが4万円であるとき,1日の最大利益は何万円か。
| ア 16 | イ 20 | ウ 22 | エ 24 |
【解答】ウ
【解説】
製品Aの製造個数をx個,製品Bの製造個数をy個とした場合の,利益を表す目的関数は,
利益 = 50000x + 40000y
となる。次に,製品Aと製品Bの製造個数に関する制約条件を式で表すと,
原料の制約条件を表した式:2x + 4y ≦ 16
設備の制約条件を表した式:3x + 2y ≦ 12
ただし,x ≧ 0,y ≧ 0
となる。これらの制約条件を満たす領域をグラフで表すと,
のようになり,グラフのA,B,Cの各点における利益を,目的関数を使用して求めると,
A:50000 × 0 + 40000 × 4 = 160000(16万円)
B:50000 × 2 + 40000 × 3 = 220000(22万円)
C:50000 × 4 + 40000 × 0 = 200000(20万円)
となるので,最大利益は,製品Aを2個,製品Bを3個製造した場合に,
22万円
となる。
| 【参考】 | 「業務分析・データ利活用(線形計画法とは)」 |
平成28年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問71
平成26年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問71
平成23年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問72
平成21年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問72
問 ある工場では表に示す3製品を製造している。実現可能な最大利益は何円か。ここで,各製品の月間需要量には上限があり,また,製造工程に使える工場の時間は月間200時間までで,複数種類の製品を同時に並行して製造することはできないものとする。
| ア 2,625,000 | イ 3,000,000 | ウ 3,150,000 | エ 3,300,000 |
【解答】エ
【解説】
各製品1個の1分間当たりの製造によって得られる利益は,
製品X:1,800(円)÷ 6(分)= 300(円)
製品Y:2,500(円)÷ 10(分)= 250(円)
製品Z:3,000(円)÷ 15(分)= 200(円)
である。また,製品Xの製造個数をx個,製品Yの製造個数をy個,製品Zの製造個数をz個とした場合の,利益を表す目的関数は,
利益 = 1800x + 2500y + 3000z
となる。ここで,製造工程に使える工場の時間は月間200時間までなので,利益を最大にするためには,1分間当たりの利益が最も高い製品Xから優先して製造すればよいことになる。製品Xの月間需要最上限である1,000個を製造した場合にかかる時間は,
1,000(個)× 6(分)= 6,000分(100時間)
であるので,製造工程に使える時間は,まだ,残り100時間(200時間 - 100時間 = 100時間)ある。次に,優先して製造するのは製品Yであるが,製品Yの月間需要最上限である900個を残りの100時間以内に製造することはできない。そこで,残りの100時間を使用して製造できる個数を求めると,
100(時間)× 60(分)÷ 10(分)= 600(個)
となる。よって,製品Xを1,000個,製品Yを600個製造したときに利益が最大になることが分かったので,目的関数を使用して最大利益を求めると,
利益 = 1800 × 1,000(個)+ 2500 × 600(個)+ 3000 × 0(個)
= 1,800,000(円)+ 1,500,000(円)
= 3,300,000(円)
となる。
| 【参考】 | 「業務分析・データ利活用(線形計画法とは)」 |
平成28年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問72
問 図は,製品Aの構成部品を示し,括弧内の数字は上位の製品・部品1個当たりの所要数量である。この製品Aを10個生産する場合,部品Cの発注数量は何個になるか。ここで,現在の部品Cの在庫は5個である。
| ア 15 | イ 20 | ウ 25 | エ 30 |
【解答】ウ
【解説】
製品Aを10個生産する場合に必要な各部品の個数は,
部品B:2 × 10 = 20個
部品C:20 × 1 + 1 × 10 = 30個
部品D:20 × 1 = 20個
部品E:20 × 1 = 20個
となる。よって,部品Cの発注量は,
30個 - 5個 = 25個
となる。
| 【参考】 | 「業務分析・データ利活用(在庫管理とは)」 |
平成21年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問73
問 構成表の部品Aを300個出荷しようとするとき,部品bの正味所要量は何個か。ここで,A,a,b,cの在庫量は在庫表のとおりとする。また,ほかの仕掛残,注文残,引当残などはないものとする。
| ア 200 | イ 600 | ウ 900 | エ 1,500 |
【解答】イ
【解説】
製品Aの在庫量は100個なので,300個を出荷するためには,製品Aを,
300 - 100 = 200個
製造する必要がある。製品Aを200個製造する場合に必要な各部品の個数は,
部品a:3 × 200 = 600個
部品b:2 × 200 + 1 × 600 = 1000個
部品c:2 × 600 = 1200個
となる。よって,各部品の正味所要量は,
部品a:600 - 100 = 500個
部品b:1000 - 1 × 100 - 300 = 600個
部品c:1200 - 2 × 100 - 400 = 600個
となる。
| 【参考】 | 「業務分析・データ利活用(在庫管理とは)」 |
平成23年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問73
問 算出式を基に生産計画を立案するとき,cは幾つか。ここで,4月1日の繰越在庫は,3月31日時点の実在庫400個である。
〔算出式〕
生産計画 = 販売計画 + 在庫計画 - 繰越在庫
| ア 4,450 | イ 4,550 | ウ 4,850 | エ 4,900 |
【解答】ウ
【解説】
4月3日の生産計画は,
4月3日の生産計画 = 4月3日の販売計画 + 4月3日の在庫計画 - 4月2日の繰越在庫
という算出式で計算できるので,
4月3日の生産計画 = 4800 + 300 -250 = 4850(個)
となる。
| 【参考】 | 「業務分析・データ利活用(在庫管理とは)」 |
平成28年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問78
問 図は,定量発注方式の在庫モデルを表している。発注aの直後に使用量の予測が変わって,納品aの直前の時点における在庫量予測が安全在庫量Sから①で示されるXになるとき,発注a時点での発注量Eに対する適切な変更はどれか。ここで,発注直後の発注量の変更は可能であり,納品直後の在庫量は最大在庫量を超えてはならないものとする。
| ア E+S-Xを追加発注する。 | イ K+S-Xを追加発注する。 |
| ウ K-Xだけの発注を取り消す。 | エ X-Sだけの発注を取り消す。 |
【解答】エ
【解説】
発注量Eから,X-S分の発注を取り消せばよい。
| 【参考】 | 「業務分析・データ利活用(在庫管理とは)」 |
平成27年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問78
問 三つの製品A,B,Cを,2台の機械M1,M2で加工する。加工は,M1→M2の順で行わなければならない。各製品をそれぞれの機械で加工するのに要する時間は,表のとおりである。
このとき,三つの製品をどの順序で加工すれば,加工を始めてから全製品の加工が終了するまでの時間が最も短くなるか。ここで,ある製品のM1での加工が終了したとき,別製品を続けてM1で加工することができるものとする。
| ア A → C → B | イ B → A → C |
| ウ B → C → A | エ C → B → A |
【解答】イ
【解説】
各選択肢の順に調べればよい。
ア
イ
ウ
エ
| 【参考】 | 「業務分析・データ利活用(在庫管理とは)」 |
平成26年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問77
問 A社とB社がそれぞれ2種類の戦略を採る場合の市場シェアが表のように予想されるとき,ナッシュ均衡,すなわち互いの戦略が相手の戦略に対して最適になっている組合せはどれか。ここで,表の各欄において,左側の数値がA社のシェア,右側の数値がB社のシェアとする。
ア A社が戦略a1,B社が戦略b1を採る組合せ
イ A社が戦略a1,B社が戦略b2を採る組合せ
ウ A社が戦略a2,B社が戦略b1を採る組合せ
エ A社が戦略a2,B社が戦略b2を採る組合せ
【解答】イ
【解説】
A社に着目した場合,B社が戦略b1,b2,どちらを採った場合でも,戦略a1の方がシェアが高くなる。
B社に着目した場合,A社が戦略a1,a2,どちらを採った場合でも,戦略b2の方がシェアが高くなる。
| 【参考】 |
平成30年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問76
問 抜取り検査において,ある不良率のロットがどれだけの確率で合格するかを知ることができるものはどれか。
| ア OC曲線 | イ ゴンペルツ曲線 |
| ウ バスタブ曲線 | エ ロジスティック曲線 |
【解答】ア
【解説】
■ OC(Operating Characteristic;検査特性)曲線
抜取検査において,ロットの不良率と,そのロットが合格(受入れ)となる確率との関係を表す曲線である。
平成28年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問77
問 品質管理における検査特性曲線(OC曲線)は,通常,横軸にロットの不良率を,縦軸にはロットの合格率を目盛ったものである。大きさNのロットから,大きさnのサンプルを抜き取り,このサンプル中に見いだされた不良個数が合格判定個数c以下のときはロットを合格とし,cを超えたときはロットを不合格とする。
Nとnを一定にしてcを0,1,2と変えたときの,OC曲線の変化の傾向を表す図はどれか。
| ア | イ |
| ウ | エ |
【解答】イ
【解説】
cの値は,
c=0の場合:不良品が1つ以上あればロットが不合格になる
c=1の場合:不良品が2つ以上あればロットが不合格になる
c=2の場合:不良品が3つ以上あればロットが不合格になる
ので,cの値が大きくなるにつれて,ロットが不合格になる確率が下がる(合格率は高くなる)ことが分かる。
■ OC(Operating Characteristic;検査特性)曲線
抜取検査において,ロットの不良率と,そのロットが合格(受入れ)となる確率との関係を表す曲線である。
平成23年度 基本情報技術者試験 特別 午前 問75
問 良品である確率が0.9,不良品である確率が0.1の外注部品について,受入検査を行いたい。受入検査には四つの案があり,それぞれの良品と不良品1個に掛かる諸費用は表のとおりである。期待費用が最も低い案はどれか。
| ア A | イ B | ウ C | エ D |
【解答】ウ
【解説】
案A:0×0.9 + 1500×0.1 = 0 + 150 = 150
案B:40×0.9 + 1000×0.1 = 36 + 100 = 136
案C:80×0.9 + 500×0.1 = 72 + 50 = 122
案D:120×0.9 + 200×0.1 = 108 + 20 = 128
| 【参考】 |
平成31年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問77
平成25年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問76
問 図は特性要因図の一部を表したものである。a,bの関係はどれか。
| ア bはaの原因である。 | イ bはaの手段である。 |
| ウ bはaの属性である。 | エ bはaの目的である。 |
【解答】ア
【解説】
■ 特性要因図(フィッシュボーンチャート)
ある特性(結果)と要因(原因)の因果関係を,魚の骨(フィッシュボーン)のような形状で表した図である。
平成22年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問76
問 ヒストグラムを説明したものはどれか。
ア 原因と結果の関連を魚の骨のような形態に整理して体系的にまとめ,結果に対してどのような原因が関連しているかを明確にする。
イ 時系列的に発生するデータのばらつきを折れ線グラフで表し,管理限界線を利用して客観的に管理する。
ウ 収集したデータを幾つかの区間に分類し,各区間に属するデータの個数を棒グラフとして描き,ばらつきをとらえる。
エ データを幾つかの項目に分類し,出現頻度の大きさの順に棒グラフとして並べ,累積和を折れ線グラフで描き,問題点を絞り込む。
【解答】ウ
【解説】
■ ヒストグラム(度数分布図)
データを区間(階級)に分類し,各区間のデータの個数(度数)を棒グラフで表した図である。
※ データのばらつきや分布を視覚的に把握できる
ア 特性要因図(フィッシュボーンチャート)
イ 管理図
エ パレート図
平成24年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問74
問 パレート図を説明したものはどれか。
ア 原因と結果の関連を魚の骨のような形態に整理して体系的にまとめ,結果に対してどのような原因が関連しているかを明確にする。
イ 時系列的に発生するデータのばらつきを折れ線グラフで表し,管理限界線を利用して客観的に管理する。
ウ 収集したデータを幾つかの区間に分類し,各区間に属するデータの個数を棒グラフとして描き,品質のばらつきを捉える。
エ データを幾つかの項目に分類し,出現頻度の大きさの順に棒グラフとして並べ,累積和を折れ線グラフで描き,問題点を絞り込む。
【解答】エ
【解説】
■ パレート図
データを項目ごとに分類して個数(度数)の大きい順に並べた棒グラフと,その累積割合を折れ線グラフで表した図である。
※ 優先的に管理する項目が把握できる
ア 特性要因図(フィッシュボーンチャート)
イ 管理図
ウ ヒストグラム(度数分布図)
平成28年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問77
問 ある工場では,これまでに発生した不良品について,発生要因ごとの件数を記録している。この記録に基づいて,不良品発生の上位を占める要因と件数の累積割合を表したパレート図はどれか。
| ア | イ |
| ウ | エ |
【解答】ア
【解説】
パレート図では,データ(ここでは不良品)を大きい順に棒グラフで表し,累積割合については折れ線グラフで表す。
■ パレート図
データを項目ごとに分類して個数(度数)の大きい順に並べた棒グラフと,その累積割合を折れ線グラフで表した図である。
※ 優先的に管理する項目が把握できる
平成21年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問28
問 システムの品質を向上させるために,発生した障害の原因についてパレート図を用いて分析した。分析結果から分かることはどれか。
ア 時系列で見た障害の発生原因と発生件数
イ システムの規模と,障害の発生件数との相関
ウ 障害の主な発生原因と,それらの原因別の発生件数が全体に占める割合
エ 発生した障害と,それに影響を及ぼすと思われる原因との関連
【解答】ウ
【解説】
■ パレート図
データを項目ごとに分類して個数(度数)の大きい順に並べた棒グラフと,その累積割合を折れ線グラフで表した図である。
※ 優先的に管理する項目が把握できる
ア 折れ線グラフ
イ 散布図
エ 特性要因図(フィッシュボーンチャート)
平成30年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問75
平成27年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問77
問 ABC分析手法の説明はどれか。
ア 地域を格子状の複数の区画に分け,様々なデータ(人口,購買力など)に基づいて,より細かに地域分析をする。
イ 何回も同じパネリスト(回答者)に反復調査する。そのデータで地域の傾向や購入層の変化を把握する。
ウ 販売金額,粗利益金額などが高い商品から順番に並べ,その累計比率によって商品を幾つかの階層に分け,高い階層に属する商品の販売量の拡大を図る。
エ 複数の調査データを要因ごとに区分し,集計することによって,販売力の分析や同一商品の購入状況などの分析をする。
【解答】ウ
【解説】
■ パレート図
データを項目ごとに分類して個数(度数)の大きい順に並べた棒グラフと,その累積割合を折れ線グラフで表した図である。
※ 優先的に管理する項目が把握できる
■ ABC分析
パレート図を用いて,重点的に管理する項目を明らかにする手法である。
※ 累積構成比により,3つのグループに分類する
| Aグループ | 累積構成比が70%(または80%)までのグループ。対象となる項目は少ないが,全体に占める割合が大きいため,重要度は高い |
| Bグループ | 累積構成比が71~90%(または81~90%)のグループ |
| Cグループ | 累積構成比が91~100%のグループ。対象となる項目は多いが,全体に占める割合が小さいため,重要度は低い |
平成22年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問75
問 商品売上高を商品アイテム別にABC分析したグラフはどれか。ここで,縦軸は売上高,横軸は商品アイテムを示す。
| ア | イ |
| ウ | エ |
【解答】ア
【解説】
■ パレート図
データを項目ごとに分類して個数(度数)の大きい順に並べた棒グラフと,その累積割合を折れ線グラフで表した図である。
※ 優先的に管理する項目が把握できる
■ ABC分析
パレート図を用いて,重点的に管理する項目を明らかにする手法である。
※ 累積構成比により,3つのグループに分類する
| Aグループ | 累積構成比が70%(または80%)までのグループ。対象となる項目は少ないが,全体に占める割合が大きいため,重要度は高い |
| Bグループ | 累積構成比が71~90%(または81~90%)のグループ |
| Cグループ | 累積構成比が91~100%のグループ。対象となる項目は多いが,全体に占める割合が小さいため,重要度は低い |
平成23年度 基本情報技術者試験 特別 午前 問74
問 ABC分析を適用する事例はどれか。
ア 顧客が買物をしたときの購入商品の組合せを把握したい。
イ 商品ごとの販売金額や粗利益額から,売れ筋商品を把握したい。
ウ 商品の品切れを起こさないように,きめ細かな販売見込数量を把握したい。
エ 地域ごとのオピニオンリーダにアンケート調査を行い,市場ニーズを把握したい。
【解答】イ
【解説】
■ パレート図
データを項目ごとに分類して個数(度数)の大きい順に並べた棒グラフと,その累積割合を折れ線グラフで表した図である。
※ 優先的に管理する項目が把握できる
■ ABC分析
パレート図を用いて,重点的に管理する項目を明らかにする手法である。
※ 累積構成比により,3つのグループに分類する
| Aグループ | 累積構成比が70%(または80%)までのグループ。対象となる項目は少ないが,全体に占める割合が大きいため,重要度は高い |
| Bグループ | 累積構成比が71~90%(または81~90%)のグループ |
| Cグループ | 累積構成比が91~100%のグループ。対象となる項目は多いが,全体に占める割合が小さいため,重要度は低い |
平成26年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問76
問 不良品の個数を製品別に集計すると次のようになった。ABC分析を行って,まずA群の製品に対策を講じることにした。A群の製品は何種類か。ここで,A群は70%以上とする。
| ア 3 | イ 4 | ウ 5 | エ 6 |
【解答】ウ
【解説】
A群は70%以上なので,
875 × 0.7 = 612.5(613個)
以上となる。よって,
182(製品P)+ 136(製品Q)+ 120(製品R)+ 98(製品S)+91(製品T)= 627
となり,製品Pから製品Tまでの個数を足したときに613個以上(5種類の製品)となる。
平成21年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問76
問 取扱商品をABC分析した場合,Aグループの管理対象となる商品の商品番号はどれか。
| ア 1と2 | イ 2と5 | ウ 2と6 | エ 4と8 |
【解答】イ
【解説】
A群は何%か明示されていないが,年間売上高は,
3,825
であり,年間売上高の上位2位を足すと(問題の各選択肢には,商品番号が2つずつしかないため),
2400(商品番号:2)+ 600(商品番号:5)= 3000
3000 ÷ 3825 ≒ 0.784
となる。ちなみに,この値から,A群となる累積構成比は70%と推測できる。
平成26年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問77
平成21年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問76
問 図は,製品の製造上のある要因の値xと品質特性の値yとの関係をプロットしたものである。この図から読み取れることはどれか。
ア xからyを推定するためには,2次回帰係数の計算が必要である。
イ xからyを推定するための回帰式は,yからxを推定する回帰式と同じである。
ウ xとyの相関係数は正である。
エ xとyの相関係数は負である。
【解答】エ
【解説】
プロットした点の分布状況は,右下がり ⇒ 負の相関
■ 散布図
2つの項目を縦軸と横軸とする座標に,データの特性値をプロットした図である。
※ プロットした点の分布状況から項目間の相関関係を分析する
平成24年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問77
平成22年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問77
問 散布図のうち,“負の相関” を示すものはどれか。
| ア | イ |
| ウ | エ |
【解答】イ
【解説】
ア,ウ プロットした点の分布状況は,ばらばら ⇒ 無相関
イ プロットした点の分布状況は,右下がり ⇒ 負の相関
エ プロットした点の分布状況は,右上がり ⇒ 正の相関
■ 散布図
2つの項目を縦軸と横軸とする座標に,データの特性値をプロットした図である。
※ プロットした点の分布状況から項目間の相関関係を分析する
平成22年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問76
問 昨年度と今年度の入社試験問題を比較するために,多数の社員に両年度の問題を解答させた。昨年度の問題の得点をx軸に,今年度の問題の得点をy軸にとって,相関係数と回帰直線を求めた。〔結果〕から分かることはどれか。
〔結果〕
相関係数は,0.8であった。
回帰直線の傾きは,1.1であった。
回帰直線のy切片の値は,10であった。
ア 回帰直線のy切片の値から,今年度の問題の得点が0点の人でも,昨年度の問題では10点程度とれることが分かる。
イ 回帰直線の傾きから,今年度の問題の平均点は,昨年度の問題の平均点の1.1倍であることが分かる。
ウ 回帰直線の傾きとy切片の値から,今年度の問題は昨年度の問題に比べて得点しやすい傾向にあることが分かる。
エ 回帰直線の傾きと相関係数の値から,今年度の問題は質が高いことが分かる。
【解答】ウ
【解説】
〔結果〕より,回帰直線の式は,
y = 1110 x + 10
であることが分かる。各選択肢については,
ア 今年度の問題の得点が0点の人は,
0 = 1110 x + 10
0 = 11x + 100
-11x = 100
x = - 10011
となるので,今年度の問題の得点が0点の人でも,昨年度の問題では10点程度とれるわけではない。
イ 今年度の問題の平均点は,昨年度の問題の平均点の1.1倍に10点を加えた得点になる。
ウ 今年度の問題の平均点は,昨年度の問題の平均点の1.1倍に10点を加えた得点になるので,今年度の問題は昨年度の問題に比べて得点しやすい。
エ 問題の質は分からない。
■ 参考
平成29年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問76
平成24年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問78
問 親和図法を説明したものはどれか。
ア 事態の進展とともに様々な事象が想定される問題について対応策を検討し,望ましい結果に至るプロセスを定める方法である。
イ 収集した情報を相互の関連によってグループ化し,解決すべき問題点を明確にする方法である。
ウ 複雑な要因が絡み合う事象について,その事象間の因果関係を明らかにする方法である。
エ 目的・目標を達成するための手段・方策を順次展開し,最適な手段・方策を追求していく方法である。
【解答】イ
【解説】
■ 親和図法
収集した情報をカードに記入し,関連性によってグループ化して問題点を明らかにする手法である。
※ 収集した情報をまとめるための手法
ア PDPC(Process Decision Program Chart)
ウ 連関図法
エ 系統図法
平成30年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問76
問 連関図法を説明したものはどれか。
ア 事態の進展とともに様々な事象が想定される問題について,対応策を検討して望ましい結果に至るプロセスを定める方法である。
イ 収集した情報を相互の関連によってグループ化し,解決すべき問題点を明確にする方法である。
ウ 複雑な要因の絡み合う事象について,その事象間の因果関係を明らかにする方法である。
エ 目的・目標を達成するための手段・方策を順次展開し,最適な手段・方策を追求していく方法である。
【解答】ウ
【解説】
■ 連関図法
複雑に絡み合った事象について,それぞれの事象間の関係を明らかにする手法である。
ア PDPC(Process Decision Program Chart)
イ 親和図法
エ 系統図法
平成30年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問68
平成26年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問69
平成23年度 基本情報技術者試験 特別 午前 問67
平成21年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問69
問 ある製品の設定価格と需要との関係が1次式で表せるとき,aに入れる適切な数値はどれか。
(1) 設定価格を3,000円にすると,需要は0個になる。
(2) 設定価格を1,000円にすると,需要は60,000個になる。
(3) 設定価格を1,500円にすると,需要は a 個になる。
| ア 30,000 | イ 35,000 | ウ 40,000 | エ 45,000 |
【解答】エ
【解説】
(1)(2)より,ある製品の設定価格と需要の関係を一次式で表すと,次のようになる。
よって,設定価格が1,500円の場合の需要は,
1500 = -130 x + 3000
45000 = -x + 90000
x = 90000 - 45000
= 45000(円)
となる。
| 【参考】 |
平成30年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問75
平成24年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問76
問 商品の1日当たりの販売個数の予想確率が表のとおりであるとき,1個当たりの利益を1,000円とすると,利益の期待値が最大になる仕入個数は何個か。ここで,仕入れた日に売れ残った場合,1個当たり300円の廃棄ロスが出るものとする。
| ア 4 | イ 5 | ウ 6 | エ 7 |
【解答】ウ
【解説】
仕入個数が4個の場合の利益の期待値は,次のとおりである。
1,000(円)× 4個 × 100% = 4,000(円)
仕入個数が5個の場合の利益の期待値は,次のとおりである。
販売個数=4個:(1,000(円)× 4個 - 300(円)× 1個)× 30% = 1,110(円)
販売個数=5個:1,000(円)× 5個 × 70% = 3,500(円)
計:1,110(円)+ 3,500(円)= 4,610(円)
仕入個数が6個の場合の利益の期待値は,次のとおりである。
販売個数=4個:(1,000(円)× 4個 - 300(円)× 2個)× 30% = 1,020(円)
販売個数=5個:(1,000(円)× 5個 - 300(円)× 1個)× 30% = 1,410(円)
販売個数=6個:1,000(円)× 6個 × 40% = 2,400(円)
計:1,020(円)+ 1,410(円)+ 2,400(円)= 4,830(円)
仕入個数が7個の場合の利益の期待値は,次のとおりである。
販売個数=4個:(1,000(円)× 4個 - 300(円)× 3個)× 30% = 930(円)
販売個数=5個:(1,000(円)× 5個 - 300(円)× 2個)× 30% = 1,320(円)
販売個数=6個:(1,000(円)× 6個 - 300(円)× 1個)× 30% = 1,710(円)
販売個数=7個:1,000(円)× 7個 × 10% = 700(円)
計:930(円)+ 1,320(円)+ 1,710(円)+ 700(円)= 4,660(円)
| 【参考】 |
平成29年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問61
平成27年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問64
問 ある営業部員の1日の業務活動を分析した結果は,表のとおりである。営業支援システムの導入によって訪問準備時間が1件当たり0.1時間短縮できる。総業務時間と1件当たりの顧客訪問時間を変えずに,1日の顧客訪問件数を6件にするには,“その他業務時間” を何時間削減する必要があるか。
| ア 0.3 | イ 0.5 | ウ 0.7 | エ 1.0 |
【解答】ウ
【解説】
現在の1件当たり顧客訪問時間は,
5.0(時間)÷ 5(件)= 1.0(時間)
であり,また,1件当たり訪問準備時間は,
1.5(時間)÷ 5(件)= 0.3(時間)
である。営業支援システムの導入後は訪問準備時間が1件当たり0.1時間短縮できるので,1件当たり訪問準備時間は,
0.3(時間)- 0.1(時間)= 0.2(時間)
となり,1日の顧客訪問件数を6件にした場合の,1件当たり顧客訪問時間と,1件当たり訪問準備時間の合計は,
1.0(時間)× 6(件)+ 0.2(時間)× 6(件)= 7.2(時間)
となる。総業務時間は8時間であるので,残りの時間は,
8.0(時間)- 7.2(時間)= 0.8(時間)
となる。よって,削減するその他業務時間は,
1.5(時間)- 0.8(時間)= 0.7(時間)
となる。
| 【参考】 |
平成28年度 基本情報技術者試験 秋期 午前 問64
平成26年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問62
平成22年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問63
問 改善の効果を定量的に評価するとき,複数の項目の評価点を統合し,定量化する方法として重み付け総合評価法がある。表の中で優先すべき改善案はどれか。
| ア 案1 | イ 案2 | ウ 案3 | エ 案4 |
【解答】イ
【解説】
各選択肢を順に調べるとよい。
案1:(6×4) + (5×3) + (6×3) = 57
案2:(8×4) + (5×3) + (4×3) = 59
案3:(2×4) + (9×3) + (7×3) = 56
案4:(5×4) + (5×3) + (6×3) = 53
| 【参考】 |
平成21年度 基本情報技術者試験 春期 午前 問63
問 図は,業務改善の進め方を六つのステップに分解したものである。A~Dのそれぞれにはア~エに示す活動のいずれかが対応するとした場合,Cに該当する活動はどれか。
| ア 改善案の策定 | イ 改善案の評価 |
| ウ 改善目標の設定 | エ 問題の把握 |
【解答】ア
【解説】
ア C
イ D
ウ B
エ A
| 【参考】 |
まとめ
今回は,基本情報技術者試験の過去問題・サンプル問題・公開問題のうち,企業活動(業務分析・データ利活用)分野に関するものを集め,シンプルにまとめてみました。みなさんは,どのくらい解けましたか?はじめは難しく感じるかもしれませんが,繰り返し問題を解くことで,少しずつ理解できるようになると思います。8割以上(できれば9割以上)解けるようになることを目標に,ぜひ取り組んでみてください。また,一度解けるようになっても,時間が経つと忘れてしまうことがあります。1週間後や1か月後など,期間をあけてもう一度解き直すことで,理解の定着につながると思います。


