基本情報技術者試験の科目Bのサンプル問題を題材に,直角三角形の斜辺の長さを求める処理について学習します。この問題では,三平方の定理とpow関数を利用して,斜辺の長さを求める方法を確認します。
(令和4年度12月公開) 基本情報技術者試験 サンプル問題 科目B 問5
問 次のプログラム中の に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。
関数 calc は,正の実数 x と y を受け取り,の計算結果を返す。関数 calc が使う関数 pow は,第1引数として正の実数 a を,第2引数として実数 b を受け取り,a の b 乗の値を実数型で返す。
〔プログラム〕
○実数型: calc(実数型: x,実数型: y)
return
解答群
ア (pow(x,2) + pow(y,2)) ÷ pow(2,0.5)
イ (pow(x,2) + pow(y,2)) ÷ pow(x,y)
ウ pow(2,pow(x,0.5)) + pow(2,pow(y,0.5))
エ pow(pow(pow(2,x),y),0.5)
オ pow(pow(x,2) + pow(y,2),0.5)
カ pow(x,2) × pow(y,2) ÷ pow(x,y)
キ pow(x,y) ÷ pow(2,0.5)
【解答】オ
【解説】
直角三角形の直角を挟む2辺の長さが x と y のとき,三平方の定理より,斜辺の長さはで求められる。x² は pow(x,2),y² は pow(y,2) と表せる。また,pow(a,b) は a の b 乗を表すので,0.5 は 1/2乗,つまり平方根を表す。
したがって,
となる。
【参考】
たとえば,xを3,yを4とした場合の結果は,次のようになる。
この問題のポイント
この問題から学べることは,
- 三平方の定理を利用して斜辺の長さを求める方法
- 平方根を0.5乗で表す方法
- pow関数を使ってべき乗や平方根を計算する方法
- 数式をプログラムの式に置き換える方法
です。特に,三平方の定理を利用して斜辺の長さを求める方法と,平方根をpow関数で表す方法を理解しておきましょう。
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